2019年4月23日

ヒント

禁煙に関する7つの神話

タバコと禁煙に持たれている7つの固定観念を、一緒に見て行きましょう。果たしてそれらは全て正しいのでしょうか?

game pieces of different colours on a blue background

人生において私たちは、あまりにも多くの場合、先入観、つまり、わざわざ確認することのない固定観念によって行動しがちです。そのほうが楽で、自分たちに都合が良いからです。しかし、真実だと思い込んでいるそれらの先入観は、しばしば誤ったものであり、私たちを間違った方向へ導いてしまいます。禁煙についても例外ではなく、禁煙とそれに伴う症状に対する先入観に、苦しめられることになります。心理的・身体的依存からの脱却の「ブレーキ」となってしまうこれらの偏見の正体を、そろそろ明らかにしようではありませんか。私たちが、7つの固定観念を特定してみました。

「太るのが怖い」それは違います

確かにニコチンはエネルギー消費量を増やし、食欲を減退させます。それにより、喫煙者の身体は、非喫煙者のそれよりも比較的多くのカロリーを消費します。

そのため、同じ食生活や生活習慣を維持しても、禁煙後に体重が増える人がいます。しかし、必ず体重が増加するというわけではありません。人それぞれです。実際に、タバコによって一時的に落ち着かせていた不安を、食欲を満たすことで補おうとする場合があります。ですから禁煙は、バランスのとれた食事をとる、充分な水分補給をする、徐々に運動を再開、または始める、など、他の方法を組み合わせながらするのが望ましいのです。タバコをやめることによる体重増加は、必然ではありません。

「今更やめてももう遅い」そんなことはありません

禁煙して1年後には、心筋梗塞や脳卒中のリスクが半減し、そのリスクの値は非喫煙者のものに匹敵します。

さらに、タバコをやめて数年経つと、肺がんのリスクはほぼ半減し、10年程経つと、寿命は非喫煙者と同等になります。ですから禁煙して、健康と一般的な寿命を取り戻すのに遅すぎることはありません。2019年の厚生労働省のまとめによると、日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳です。そうです、今からでも遅くはないのです。捨て去るべき偏見がまた一つ増えましたね。

「運動がリスクを減らす」は誤解です

喫煙していても、スポーツをすればリスクが減る、と勘違いしている人がいます。ですが、運動には、呼吸力や心拍出量を必要とします。喫煙によって呼吸量や心拍数が減少しているなら、尚更のこと。喫煙は、運動のパフォーマンスを落とすだけでなく、運動後の回復力をも低下させます。また、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクをかなり高めます。したがって運動が、喫煙によって生じるリスクを減らしたり補ったりすると思うのは間違いなのです。

「添加物のないタバコは害が少ない」わけではありません

手巻きタバコの愛用者は、市販のタバコは化学添加物だらけであるのに対し、手巻き用の天然のタバコはそうではないから安心だ、と考えています。天然のタバコは、無添加、自然の葉っぱだけ!しかも彼らは、タバコそのものではなく、加えられた化学物質こそが有害なのだ、と力説しています。ですが、そうでもないようです。1991年にニュージーランドのWD&HO Willsが行った研究が、そのことを否定しています。この研究では、工業生産されたタバコの添加物率は0.2%、それに対し、紙巻用のタバコには22.5%も含まれていることが明らかにされました。実際には、様々な物質が、芳香をつけるため、タバコの乾燥を防ぐためなどに使用されているのです。なにより、手巻タバコは燃焼度が高く、吸い込みも深いので、たとえ100%天然でも、毒性をより多く取り込んでしまうのです。

「ライトタバコは害が少ない」は嘘です

ライトタバコには、より多くの空気を通すことで煙を希釈するという、マイクロパーフォレーション加工のフィルターが使われています。これらのライトタバコのニコチン含有量は普通のタバコと同等なのですが、タバコを取り出す際などにフィルター部分をいじることで、そのパーフォレーションの穴が詰まり、機能を果たさなくなることがあります。また、ライトタバコの愛用者は、煙を肺の中に長く留めようとします。足りないニコチンをさらに摂取するために、より多くのタバコを吸う傾向もあります。ですから実際には、その有害さは「ライトではない」タバコと同じなのです。

そのため、いくつかの国では、「ライト」の表示が禁止されました。ですが、この種のタバコは害が少ない、という先入観を持ち続けている消費者に対しては、あまり効果がないようです。

chair with light box on top of it

「電子たばこも同様に危険」は間違いです

現時点での科学的見解において、電子タバコの危険性を形式的に確立することはできません。2016年度のフランス高等衛生審議会の意見書では、電子タバコは禁煙に有用なツールとして考えられる、と規定されています。確かに、このタイプのタバコによって放出される煙、すなわち蒸気には、一酸化炭素や発がん性のあるタールが含まれていません。電子タバコの使用者が、癌などの、タバコに起因する病気のリスクを大幅に軽減できるのはそのためです。しかしながら電子たばこは、長期間の影響を客観視するには登場してからまだ日が浅く、今も多くの研究が続けられています。

「肺がんは大気汚染のせいだ」もちろんそれだけではありません

大気汚染は、間違いなく健康への大きなリスクになります。国際がん研究機関(IARC)の専門家たちは、大気汚染とがんのリスクの関連性を明確にしています。彼らは2013年10月、大気汚染は、人類にがんを誘発する、と結論づけました。とはいえ、依然としてタバコは肺がんの一番の危険因子です。つまり、空気が汚染された都市や地域では、喫煙者の、がん、その他重篤な呼吸器疾患のリスクがさらに高まります。肺がんの原因は、もちろん大気汚染だけではないのです。

いかがでしょうか。禁煙に関する先入観に惑わされないようにして下さい。必要に応じて、より良い情報を専門の団体や機関に尋ねるのもいいでしょう。Kwitのウェブサイトの禁煙のヒントを参照、アプリを使って禁煙にチャレンジして下さい。

man standing in front of the horizon

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